特殊な勤務シフトでも安心して働ける職場-人気のパン屋さんANTIQUE

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特殊な勤務シフトでも安心して働ける職場にしたい

パン屋さんは、一般企業とは勤務時間に違いがあります。
早出スタッフの出勤は朝の５時。

閉店の21時まで３交代のシフト勤務が必要です。
そのため、結婚・出産を経ての復帰には大きなハードルがあります。

技術者（職人）ならなおさらで、育休前と同じ仕事に復帰するのはとても難しいのです。
それでも「パンをつくりたい」と言ってくれる職人はありがたいし、何とか希望を叶えたい。

でもオーナーや管理者がそう思っているだけでは現場はうまく回りません。

地味な取り組みですが、全スタッフの現状や環境を社内でオープンにして、皆で支え合う仕組みを作っています。

まだ途上ですが、徐々にその想いは伝わっていて、以前よりは明らかに社内が活性化していると感じています。

子どもの急な発熱の時や突然の休みでも周囲が寛容に

例えば、子どもを抱えて復帰するスタッフがいる場合、まずその状況を他のスタッフに知ってもらい、どうやって一緒に働いていくかを話し合ったり提案しあったりします。

「突然の休み」であっても、「小さな子どもがいる。⇒子どもの発熱」や「持病がある。⇒体調不良」・「親の介護」など、その人の背景を知っておくことで、周囲が寛容になれるのです。

その日人手が足りなくなった現場も、可能な範囲で他のスタッフの協力を得ることができます。

アルバイトスタッフが社員になりたいと希望する働きやすさ

当社には20代前半のアルバイトスタッフが多いのですが、中には、そのまま社員になることを希望するスタッフもいます。
スタッフとは、結婚、子育てなど、将来のライフプランの話にまで発展することも少なくありません。

皆で話して、どういう職場環境なら、全員が無理なく働けるかを考えていきます。
そうすることで、皆がお互いを思いやる気持ちが醸成されていきます。

まずはスタッフの考えや想いをすぐに上司や先輩に相談できる環境作りが大事だと考えています。

日頃のコミュニケーションが大切

ただスタッフに長く働き続けてほしいということではなくて、スタッフには大きな夢を叶えてほしいという願いもあります。

中には、海外に勉強にいきたいと言っているスタッフもいますが、ここで働くことがそのきっかけになったのだとしたら、本当に素晴らしい喜びですし、一緒に最善の方法を考えてあげたいと思います。

そのためにもまずは日頃からの密なコミュニケーションをとっていたいと思うのです。

それぞれの個性を活かしながら全員が輝ける場所をつくる

―短い取材でしたが、スタッフへの溢れる愛情を感じました。

本当に何もたいそうなことはしていません。

誰かを特別扱いするのではなく、それぞれの個性を活かしながら全員が輝ける場所をつくる、それが私の使命だと思っています。うちに入社したのも何かのご縁。

学生であっても限られた数年の間で人として成長してほしいですし、将来社員がうちを卒業して別の場所で働いたとしても

「あの時アンティークで働いていたから今の自分がある」

と思ってもらえるような会社でありたいのです。

だからこれからもちょっとおせっかいなくらいスタッフと関わっていきたいと思っています。

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